またヤッチャッタ…

明日から雨が続くというので
彼が仕事の間にお洗濯をしに行く。

アイロンがけをして、サラダを
作って、ちょっと早いけど夕立が
怖いからお洗濯を取り込んで部屋に
干す。

そのままお店へ。
彼の姿が見えて、目が合うと
ニコッと笑う。笑顔は嬉しい。

でも仕事が立て込んで一向に
終わる様子が無い。
更に今日は彼女が出勤の日。
彼女の休憩に合わせて彼の姿が消えた。

なんだか腹が立って、用事を作り
部屋を覗く。やっぱりいた。

その直後、飲み物を買いに行く
彼の姿が見えた。それを見て、

　まだ終わらないんだ・・・
　
　って事と、

　一緒に休憩ですか・・・

　と思った。

休憩の時間は限られているから
なんだかその行動がとても急いで
いるように見えて気分が悪かった。

　『お洗濯を取り込む』

　と嘘をついて店を出た。

　『アイロンがけしてから帰るね』
　
　と嘘をついた。
　この時私はもう家に帰っていた。

すると直後に彼からの着信。

　『もしもし』

私のメールを見て、帰って来たと
言うではないか。

　『もう出てきちゃった』
　
　と嘘をついた。
　今日はもう行かないょ。

　『そっか…』

　と残念そうな彼の声が聞こえた。

数分考えて考えて私は腰を上げた。
彼の所へ向かったのだ。

私はバカだ。
いつもいつも一人で勘違いをして
腹を立てて、彼に嫌味を言ってしまったり
本当にバカだ。

そんな私を彼は笑顔で迎えてくれた。

作ってあったサラダはもうお腹の中に
入っていて、すぐに食事の用意。

　・野菜炒め
　・卵焼きのせ

いっぱい食べてお腹いっぱい。

昨日と同じように両手を広げて
『幸せだぁ〜〜』とつぶやいた。

嬉しかった。

そのまま彼は私を抱いた。
明日来る事も、とても喜んでくれた。

私は今日バカな行動を恥じた。

またヤッチャッタ…
どこまでも彼を信じ切れない私がいる

自分の事を棚に上げて・・・ね。
ごめんね。
ごめんね。